2024年03月02日
RZ350 甦れナナハンキラー その11
ここまで来ればもう少しだ。
ユーザー車検。排ガス検査の対象外だから、灯火類とブレーキとスピードメーター検査のみ。それでもイチから組み上げたバイクだからさすがにドキドキする。
光軸セルフ調整も一発パス。やっぱりメインハーネスを新品にしたことも効いているかもね。
丸1年振りに公道復帰。これから走りながら細部を仕上げていくかな〜っと。
一番気になる点、タンクデカールの色味が薄いこと。
フェンダー、サイドカバー、テールカウルは当時物の純正が付いているのに、タンクがリプロとかあり得ないですね。
2セット秘蔵している当時物 純正デカール。ついにこれを投入するときが来ましたかね。
2024年03月01日
RZ350 甦れナナハンキラー その10
キャブレターもオーバーホール。
このあと泥沼にハマり、何度も何度も開ける羽目になるとゎ。。
メインハーネスは、試しに新品の制作品を買ってみました。これは結果的にはすごく良かったな。灯火類の動作が明らかに安定したし、管ヒューズからブレードヒューズになっていたり、ETC用のアクセサリ電源が設置されていたりと至れり尽くせりの品物でした。
チェーンも交換。もちろんノーマル相当の530 スチールチェーン。
サンスターの鉄スプロケットと相性は最高ですね。そして何気に主張の激しい「ヤマハオートセンター(株)」 これって僕らの世代はあまり知らないのだけど、レッドバロンの旧社名。いい味を出しているからこのまま貼っておこう。
2024年01月28日
RZ350 甦れナナハンキラー その9
そろそろだいぶメンドくなってきたナナハンキラー。
ボア64mmのSTDシリンダはハンドパワーホーニング。これでいいのか不明だけど。
ピストンはTKRJ新品。ピストンピンはトシテック謹製のWPC加工品を奢ります。
サーモスタットもトシテック謹製。安い軽自動車のを流用もできるようだけど、ここはRZエンジンを知り尽くしたショップが設定している開弁温度を信用して。素人はプロの言うことを素直に従うが吉ですね。
初めて組み立てをする2ストの腰上は、何も難しいことは無いけれど、相手がナナハンキラーともなるとさすがに緊張しますね。とりあえずエンジンは完了。
ボア64mmのSTDシリンダはハンドパワーホーニング。これでいいのか不明だけど。
ピストンはTKRJ新品。ピストンピンはトシテック謹製のWPC加工品を奢ります。
サーモスタットもトシテック謹製。安い軽自動車のを流用もできるようだけど、ここはRZエンジンを知り尽くしたショップが設定している開弁温度を信用して。素人はプロの言うことを素直に従うが吉ですね。
初めて組み立てをする2ストの腰上は、何も難しいことは無いけれど、相手がナナハンキラーともなるとさすがに緊張しますね。とりあえずエンジンは完了。
2024年01月15日
RZ350 甦れナナハンキラー その8
ナナハンキラーのフレームのリペイント完了。ブラストと塗装は旧車仲間達(プロ)のお力を借りて。
いつも本当に感謝です。
フルレストア旧車にありがちなパウダーコートは、綺麗になりすぎる感じがして今回は無し。
なるべく40年前の純正ペイントの雰囲気を再現してもらって、うっとり。
とりあえず車体の組み付けからスタートしていきます。
このあたりはプラモデルのような感覚だけど、あらゆる箇所のトルク管理もきっちり行います。
メインスタンドは必須アイテム。お洒落は足元から。こういうところが締まっているのが重要なのです。
2024年01月08日
RZ350 甦れナナハンキラー その7
車体や腰上の塗装を待っている間に、エンジン腰下のパーツ集め。
クランクは業者に依頼してベアリング交換と芯出しが済んでいます。もう新品クランクが出ないからOHするしかありません。
ピストンはTKRJのSTDサイズ。
ベアリングとオイルシールを新品にして、ミッションの動作を確認しながらクランクケースに載せていきます。何も難しいことは無いのだけど、本当に正しいのか、パーツの組み忘れが無いか何度も何度も確認してからクランクケースを閉めれば腰下は完成。
2024年01月07日
RZ350 甦れナナハンキラー その6
エンジンが降りたナナハンキラーを眺める。この先もう、こんな作業をやれる時間はないだろう…。やれるとしても老後か。その時に俺はナナハンキラーを楽しめるのか。
正規プロセスとして一応それなりには迷った上で、分解スタート。完全に沼に突入していきます。
奇しくもナナハンキラーは自分と同い年。40年前にヤマハの組立てラインを出たその姿に近づけたい。
そんな想いで、灯油と雑巾で汚れを落とす。
剥離と塗装は、プロに頼むことにします。
RZ250でもやった、センタースタンドの上面修正。これでセンタースタンドが深く掛かりすぎる旧車アルアルを解消できます。こういう作業を、その場で手間賃だけで対応してくれるショップは本当に貴重。
2024年01月06日
RZ350 甦れナナハンキラー その5
シリンダの塗装は手でペリペリ剥がれてしまう。適当なラッカースプレーで吹いてあって、そこにヘッドの安物社外ガスケットから漏れたクーラントが入って塗膜が浮いたと思われます。
社外品、百害あって一利無し。
エンジン下側。室内で何十年も保管されていた個体のようだけど、どうしたらこんなに汚れる??
ここは見て見ぬふりもできた場所だけど、できなかった。
てめーの敗因は…たったひとつだぜ……RZ…たったひとつの単純(シンプル)な答えだ………『てめーはおれを怒らせた』
洗浄容器に入れて、サンエスKでじゃぶじゃぶ洗う。汚れ自体はすぐに溶けて落ちるけど、入り組んだリブ形状とそれなりにあるアルミ腐食に苦戦。
SRの純正エンジンはシルバー塗装だから「塗り直す」という選択肢があったけれど、ナナハンキラーのクランクケースはアルミダイカストの無塗装。塗るわけにはいきません。
ってことで、大人しくバイク屋さんにお願いしてガラスブラストをしてもらいました。
シリンダースタッドボルトとエンジンマウントブッシュも新品にリフレッシュ。
2024年01月05日
RZ350 甦れナナハンキラー その4
当初はシリンダチェックとピストン交換くらいの予定だったのだけど、、
どうせやるなら腰下も!という気分になって。後先を考えずエンジン下ろしてしまいました。
40年物のエンジン。なぜか外側がめちゃくちゃ汚い。腐食ではないんだけど謎の油汚れがすごい。
クラッチのセンターナットが29mmという。。そんなサイズのソケット持ってないからネットでポチ。。
左右を外せばあとはパカっと開帳。
宮城県名取市からやってきた車両だからまさかの震災水没車を疑ったけれど、エンジンの中身は綺麗そのもので一安心。。
SRの単気筒エンジンしか分解したことがないから、上下割りクランクケースの構造は新鮮です。クランクもミッションもただケースに乗っかっているだけなんだね。
どうせやるならグッドルッキンなエンジンを作りたい。そして旧車というものはその場の勢いが勝負。
いつか乗りたい、いつかやりたい。そんな日は待っていても来ない。仮に来たとしても老いぼれている。
いつやるか?今でしょ! 明日からでもなく、今日、いま。
テレビが無い我が家は林先生がどこの誰だかよく知らないけど、少し前に流行ったこのシンプルな言葉はハートにグサリと刺さる。
2024年01月04日
RZ350 甦れナナハンキラー その3
ナナハンキラーの小さな心臓、オイルポンプのOH。
別に漏れているわけではないけれど、たぶん40年間は非分解だろうし、硬化したオイルシールが金属シャフトを削ってしまうことを懸念して。
オーバーホール自体はRZ250で経験済みで難しいことは無し。組み付ける順番と向きだけは忘れないよう写真を撮りながら分解するのがポイント。組み付け後、最小ストローク量を点検して、シムを1枚追加して完了です。
2024年01月03日
RZ350 甦れナナハンキラー その2
チューナー気取って、シリンダゲージを調達して、ピストン外径とシリンダ内径を測定してみました。
ボーリング歴無しの64mmサイズで、RZ350ピストンクリアランス幅0.055〜60mmで収まっていたので、今回はピストン&ピストンリングのみ新品,シリンダは軽くペーパーでホーニングするに留めることにしました。
トシテック様にてTKRJピストン購入がてらシリンダ現物も見てもらって、色々ノウハウ的なアドバイスを頂けました。
しかし…シリンダのガスケットが社外品の緑色。。純正品はここはグレー(ほぼ黒)です。
ヘッド側もわずかにクーラントが漏れていたし、ルックス的にも信頼面でもあり得ない選択。。
チラリと見える緑ガスケット。これはダサい。(※個人の感想です)
ばっちりトシテック様にも指摘されてしまった笑
2024年01月02日
RZ350 甦れナナハンキラー その1
ヤフオクで買った素性不明のナナハンキラー。車検付き実動車で普通に乗れてはいたものの、そのまま乗り続けるには不安が付きまとっていました。つーことで、シリンダ分解してチェック。
排気側のピストンは…とくに傷もなく、良好?
吸気側はまぁそれなりの摺動跡もあるけれど、焼き付きではなくて通常の使用レベルだと思われます。写真ではコントラスト強調されているものの、指で触って分かるほどではない。
シリンダは、一部テカリが出ているくらいでまだクロスハッチはそれなりに残っているっぽい。
ヘッドもやたら綺麗でした。これは前オーナーが不動からの復活時にシリンダを外したようで、掃除してからほとんど乗っていないからだと思われますね。
ボルボ240 おしゃれは足元から
※2023年ネタ。時系列めちゃくちゃで当分続くと思います。
毎年恒例、小豆島。
足回りのリフレッシュを敢行する。リヤ周りのブッシュとショックアブソーバーを一気に交換します。ファミリーカーなのでDIYでのんびり作業するわけにもいかず、ショップでサクッと交換してもらって(当たり前だけどその方が楽だわ)、乗った瞬間に感じる安定感。
いい気分になって、オールドスタイルの純正ホイールキャップも調達します。
憧れていた240のスタイル。
元々の純正ホイールキャップのジェントルな雰囲気も捨てがたいけどね。
毎年恒例、小豆島。
足回りのリフレッシュを敢行する。リヤ周りのブッシュとショックアブソーバーを一気に交換します。ファミリーカーなのでDIYでのんびり作業するわけにもいかず、ショップでサクッと交換してもらって(当たり前だけどその方が楽だわ)、乗った瞬間に感じる安定感。
いい気分になって、オールドスタイルの純正ホイールキャップも調達します。
憧れていた240のスタイル。
元々の純正ホイールキャップのジェントルな雰囲気も捨てがたいけどね。
2024年スタート
ずいぶんとご無沙汰な感じです。
仕事もさることながら、実はバイク関連も1年掛かりの大作業をしていて。呑気にブログアップする暇があれば作業を進めなきゃいけなくて、こっちは放置になっていました。ようやく目処が立って一息着いた頃にはすっかり新年を迎えていたというわけ。
仕事や年齢的にも大きな節目を迎えて、落ち着くわけにはいかない。
攻めのフォーティ。今までのように何でもDIYというわけにはいかないけど、攻める気持ちだけは忘れたく無い。
そしてブログというオワコンにこだわり続け、今年はちょっと頻度を上げて書くようにします。(ネタは本当に尽きないのだけどね)
ちなみに写真は2023年お正月の湘南。バイクは通りすがりの借景。
今年の目標は、バイクでツーリングやキャンプに行くこと。(その時間を確保すること)
有言実行の年にしたい。
2023年01月21日
左手は添えるだけ‥
スラムダンクの映画が公開されたと知って、向かったのは映画館ではなく鎌倉・湘南。
江ノ電に乗って、例の聖地踏切とかも一応は横断してしまったあたり、ミーハー感を否定できないけど、
基本的には当時物至上主義のため、漫画で十分かな。
鎌倉‥ 大学時代の仲間といつだったか来たな。
コロナで数年会ってないけど、もう良い加減同窓会を企画してもいいかな、、と大仏様を眺めながら思う。
ベタ凪の湘南ビーチはサーファーも外国人観光客も少なくて良いな。。
横浜ナンバーの旧車ってなぜか魅力的に見える不思議。
ちなみに湘南ナンバーの旧車は潮風を受けてるから、ちょっとリスキー物件というのはよく聞く話。。
江ノ電に乗って、例の聖地踏切とかも一応は横断してしまったあたり、ミーハー感を否定できないけど、
基本的には当時物至上主義のため、漫画で十分かな。
鎌倉‥ 大学時代の仲間といつだったか来たな。
コロナで数年会ってないけど、もう良い加減同窓会を企画してもいいかな、、と大仏様を眺めながら思う。
ベタ凪の湘南ビーチはサーファーも外国人観光客も少なくて良いな。。
横浜ナンバーの旧車ってなぜか魅力的に見える不思議。
ちなみに湘南ナンバーの旧車は潮風を受けてるから、ちょっとリスキー物件というのはよく聞く話。。
2023年01月02日
新年乗り初め
2023年は、昨年暮れに成り行きで仲間入りしたセロー250とともに始まる。
フューエルインジェクションという最新技術により驚くべき始動性を発揮し、凍える寒さでもセルボタン1発でアイドリングしてくれる。
さっそく車両登録して、農道で乗ってみる。
.....うーん、よく言えばマイルド、特長が無いのがセローの持ち味なのかな。
普段乗っているチューンドSRとナナハンキラーRZ350と比べると平和そのもの。
走行距離わずか4,000kmで無傷の極上車。RZ250にも似た白赤ツートンが農道に映える。
ヤマハが誇った名車セローもついに絶版と聞く。じっくり楽しんでみよう。