2011年05月05日
これが軍艦島たい
長崎の沖合いにある廃墟の無人島、端島(通称、軍艦島)に行ってきました。
明治−大正−昭和と、炭鉱のためだけに造られ棄てられた、まるで要塞のようにみえる廃墟島。
ずっと立ち入り禁止だったところ、2年前から観光用の通路が確保され、特定のツアーのみ上陸できるようになっています。
1950〜1960年代の最盛期には、人口5,300人が暮らしたそう。
100年近く前の建造物が風化されつつも形を留めています。
実は2年前の九州ツーリングの際は、陸地から眺めるに終わっていて、今年は上陸してやろうとツアーに申込んだわけです。
クルーズ船に乗っても、実際に上陸できるのは波の状態に左右されてわずか3割程度だそう。上陸できない場合は、クルージングのみで終わり。しかし今日は波穏やか、気持ちの良い晴れ、絶好の上陸日和でした。
マンション、学校、病院、映画館など、必要施設から娯楽施設まで揃っていたという。
1974年に無人島となるまで、ここで生まれ、学校生活をした子供がいたわけで、いまどんな思いでこの島を見ているのでしょうか。
またケンメリの話で申し訳ないけど、俺のクルマは1972年式で軍艦島の閉山より古い。
このクルマを新車で買った人はいま何歳なんだろう。
もし会えるなら伝えてみたい。今もこんなに大切に乗られているんですよ、あなたが最初に大事に乗ってくれたから21世紀の若造が運転できるのですよ、って。
旅はまだ続きます。